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非情な控訴を議会が追認 [岡山市政]

5月臨時岡山市議会が閉会しました。
一番の課題は、重度障害者の浅田さんが全面勝訴だった判決に、市が控訴した専決処分を議会が承認するかどうかでした。

障害福祉サービスを受けている障害者が65歳になると、強制的に介護保険制度によるサービスに切り替えられます。
重度障害者と高齢者は必要とするサービスが異なります。
介護保険では利用者負担も生じます。
非課税世帯の浅田さんは、無料で障害福祉サービスを受けていました。
介護保険サービスになると必要なサービスを受けられない上に多額の費用負担(当初は3~4万円という説明でした)が生じるとなると、介護保険の申請を躊躇したのは当然です。
そんな浅田さんに対して、岡山市は不支給決定、つまりサービスの打ち切りをしました。
ベッドから落ちたら起き上がることもトイレに行くことも困難な浅田さんは命が脅かされる事態に陥りました。
そこで浅田さんが踏み切った裁判で岡山地裁は不支給決定の取り消しと支給決定の義務付け及び損害賠償の判決を出しました。
その判決に市は議会を招集する時間的余裕がなかった、として専決処分で控訴しました。
非情な控訴です。
その専決処分を承認するかどうか、が
本会議で、自民党(臨時議会中に自民党岡山市議団と自民党政隆会に分かれました)とおかやま創政会の一部が賛成、日本共産党岡山市議団と市民ネット、おかやま創政会の一部が反対、公明党岡山市議団が棄権しました。
結果は、多数決で市の控訴を議会が承認したことになってしまいました。

遅くても昼過ぎには終わることが多い臨時議会が18時過ぎまで掛かったのは、この問題が簡単に承認できるものではなかったことを示しています。
本会議で日本共産党岡山市議団の竹永みつえ議員が質疑を行いました。
それを受けて、保健福祉委員会で田中のぞみ委員がさらに市の姿勢を追及しました。
傍聴に来た方が「議会は不承認にするのでは」と思う論戦が行われていましたが、悔しい結果になりました。
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